TOP>生物の問題集の選び方 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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生物問題集の選び方総論 生物の問題集を選ぶ際の一番の障壁は「良い問題集が少ない」ということである。センター試験までなら対策本はある程度存在するが、国立2次対策ができる問題集はほとんどないない。生物は暗記科目であるため、問題集に一定の問題量や知識量が求められる。しかし、そうした膨大な知識量をアウトプットできる問題集がないのである。評判の良い理系標準問題集生物ですら161ページ161問しかない。これでは医学部や難関国立理系は無理である。 では、生物の難関大対策は独学では無理なのかというとそうではない。全国大学入試問題正解生物という大量の問題が掲載された問題集が存在するため、これを中心に使って攻略することができる。初学者がいきなり使うのは厳しいため、それに至るまでにある程度ステップを経ていく必要がある。 □ レベル別選び方 T.偏差値40〜 生物I・IIの点数が面白いほどとれるから始める。生物は暗記科目なので他の理系科目のように順を追っていく必要性は低い。そのため、いきなり生物I・II基礎問題精講ぐらいから始めてもかまわない。答えを見ながら暗記していけばいいだけの話である。 解説書(田部眞哉の生物or大森徹の最強講義)も用意するが、これを一から読み進めていくのはいささか効率が悪いため、暇があったら眺める程度にしたい。どのあたりが重要かが理解できるまで学力が上昇したら読み進めていってもかまわない。 全国大学入試問題正解生物に移るまでに、2〜3冊基礎から標準の問題集をこなしたい。 U.偏差値55〜 以下の4冊をそろえる。 @標準レベルの問題集1冊 A全国大学入試問題正解生物 B解説書(田部眞哉の生物or大森徹の最強講義) C 視覚でとらえるフォトサイエンス生物図録 @ 標準レベルの問題集は問題数はそれほど多くなくていいので、理系標準問題集生物のような解説が詳しいものを用いて知識の整理をしていくために使う。全国大学入試問題正解生物に移るための準備である。 A 全国大学入試問題正解生物は、このシリーズの中で最も使えるものであり、生物問題集の中で最高のものである。生物の勉強はこれを中心にしていく。膨大な問題量をストックすることで、どこの大学にも通用する学力を身につける。このシリーズは、解説は期待できないが、暗記科目の生物ならばそれは問題ない。律義に全ての大学をやる必要はないが、3周もすれば医学部入試でもアドバンテージを奪えるぐらいの学力が付く。 B 解説書は、全国大学入試問題正解生物の補助として使う。解説不備により分からない問題がたまに出てくる。そういったところや気になった問題の周辺知識を解説書で調べるのである。以前は田部眞哉の生物が最高峰の解説書であったが、現在は大森徹の最強講義というそれを上回るものが発売された。田部眞哉の生物でも難関医学部の範囲をカバーしているため、どちらを買っても失敗することはない。 生物は暗記科目であるが、遺伝、計算問題は論理的思考力を問われるため苦手にする受験生が多い。そういった場合は、大森徹の生物解法を使用するといい。遺伝の解法は目からうろこである。 □ 生物の勉強法 T.センター試験 医学部や難関国立受験生は過去問を解く程度で十分。傾向が違うといっても圧倒的に知識量が違うので、余裕で満点を狙える。ただ、実験器具の問題だけは気をつけておきたい。足元をすくわれる可能性もある。 文系でセンターのみで生物が必要な場合、80点を取りたければセンター試験 生物Iの点数が面白いほどとれる本か大森徹のセンターはこれだけ!生物1を読みながら過去問を7年分解く。2週間で過去問暗記、上記の本を3周以上やれば8割はいくだろう。それ以上とりたければ田部眞哉の生物を使う。要はこの本を全部アウトプットできれば満点なわけだけど、なかなかそううまくも行かない。これを読んで過去問を同じように解けば9割ぐらいはとれる。その間1カ月。 センター生物で注意するのは、遺伝、実験考察問題だけである。遺伝はパターンを覚え、実験は器具、主要実験(呼吸商、植物育成と太陽光の実験等)を暗記する。0から考察させるような問題は出ない。 U.2次試験 上に書いたように、全国大学入試問題正解生物をやればかなり力がつく。というより、どの大学でも大丈夫。ただ、分量が多いため、しっかりと暗記しなければいけない。そのためには以下の手順を踏む。 @ 1日2大学解く A 大森徹の最強講義を見ながら答え合わせ。 @Aで約2時間 B 翌日30分で2大学を復習。 C 1か月で40大学を目安に進め。40大学進んだら間違えたところのみを軽くでいいから1〜2時間で復習。 以上の手順を踏むと80大学(1冊)を2カ月で終わらせることができる。律儀に全てやる必要ないが、8割程度の大学はこなしたい。1周しただけで相当量の知識がつき、大森徹の最強講義もかなり読み込むことができる。また、実験の基本が理解でき、初見の実験問題にも強くなれる。準拠問題集の大森徹の最強講義問題集150問生物I・Iを使ってもよい。 あと、難関校では具体的な数値をノーヒントで書かせる問題も出てくる。大学受験生物で覚えなければいけない数値をしっかり覚えておこう。 □ 生物問題集一覧
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