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理系数学の良問プラチカ
理系数学良問のプラチカ理系数学良問のプラチカ
解説

中堅国公立医学部・私立医学部受験生が最終的な仕上げに適した本である。国公立大学の過去問を中心に構成されており、少ない問題数ながら全ての分野がまんべんなく網羅されている。荻野の天空への理系数学が重点強化型に対して、本書はそれなりに全体をカバーしている。解説は1対1対応の演習等の丁寧な問題集に比べるとそっけないが、ここまで学力を上げた受験生ならば十分理解できるレベルである。分からなければ、もう一度網羅系問題集を見直して復習しよう。
青チャートニューアクションβ等の網羅系問題集を仕上げた後で本書を用いて入試実践力を養うのがいい。。
VCは面積や体積を求める微積分問題はあまりなく、理論的な微積分問題が多い。難関校では面積体積問題はあまり出ないため、このあたりの問題選別はかなり考えられていると感じる。難点はC部分のカバー率が低いことである。


その他情報

・極限分野に難問が多い

・TA・UBよりもVCの方が難易度が高い。筆者が異なるため別本とみるべき。

・東大京大や医学部をのぞいた国立大学の標問 までは対応できる。

・96〜04年に出題された入試問題を中心に、過去の入試から頻出典型問題が選ばれている。

・見慣れない問題に対する対応力がつく。

・新課程入試で出題頻度が高くなっている「行列・1次変換」が弱い。


理系数学の良問プラチカのデータ

対象レベル ページ数 出版社 発行日 価格 Amazon
TA・UB 60〜70 52(150問) 河合出版 2004/08 1,000円
VC 65〜75 35(77問) 2009/03 1,000円
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