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荻野の天空への理系数学
荻野の天空への理系数学
解説

代ゼミの人気講師荻野暢也氏が執筆する拘難易度の問題集。代ゼミネットにて放送されている本書と同名の講座の教科書にもなっている。内容としては重点強化型であり、特に微積分、確率、整数問題を中心に扱っている。網羅型ではないため、カバーする範囲にはかなり偏りがあるため、ある程度学力の向上した人が志望校を念頭に置いて最終仕上げをする際に使うものである。人気講師なだけあって、荻野氏の解説は非常に分かりやすい。少々学力レベルが低くても、代ゼミネットと並行してこの本を使っていけば数学的な考え方を身につけることができる。微積分の技巧、難解な整数問題の理論的思考等、とても納得できるものである。
解説の丁寧さに関しては低いともいえる。他の解説書と異なり、主に式で論理性を示しているため、分かりづらいと取る人もいるかもしれない。ただ、途中の式を省くことはないため、しっかり読んでいけば迷うことはない。


その他情報

・図形やグラフの問題などでは多角的な捉え方を紹介しており、思わず「なるほど」とうなずいてしまうような解答も多々ある。

・難関校の入試問題をパタン化している。そのため、掲載問題は少ない。論理を理解する理系的な問題集である。

・確率の考え方は目からうろこが落ちるほど分かりやすい。

・上位国立医学部受験生には物足りないかも。


荻野の天空への理系数学のデータ

対象レベル ページ数 出版社 発行日 価格 Amazon
60〜70 334 代々木ライブラリー 2006/05 1,260円
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