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ステップアップノート30古典文法基礎ドリル
ステップアップノート30古典文法基礎ドリル
解説

古典文法のアウトプットに最適な一冊である。古典文法の必須知識が30項目にまとめられて掲載されている。富井の古典文法をはじめからていねいにNEW望月古典文法講義の実況中継で古典文法の概要を学んだ人が使うといい。

基本的な構成としては、簡単なポイント集を右のページの上2/3に、 下2/3に簡単なドリルを配置されている。ここで基礎を確認したら、 左のページの演習問題へという形になっている。覚えることしか載っていないため、解説は簡素であり、あくまで問題演習用の一冊。既に持っているであろう文法解説書と併用し、最低3周はこなしたい。30単元あるが、答え合わせも含めて1単元20分あればで終わらすことができる。

ジャンプアップノート古典文法・演習ドリルと似ているが、姉妹本ではない。いちおうステップアップノートの方が先に出たらしい。


Good

・これを何回か繰り返し解き、9割以上できるようになってから文章問題に当たって見ると、 実力がついていることに気づくはず。

・本書の良いところは実際に生徒がどこでつまずくのかをよく分析し、注意を促すよう作られているところ。

・徹底した例文主義により、文脈の中でどう使われるのかが分かる。

・一般の受験生は古文にそれほど時間をかけられないことを考えると、 古典文法に関しては、この本をマスターしたら、後は実戦のなかで知らないものをひとつひとつ身に付けていけばOK。

・一見薄そうな参考書ですが以外にきつい。 その分何回も繰り返せば文法で困ることはまずない。


Bad

・本書だけでは演習量は足りないため、基礎の確認程度に思っておいた方がいい。

・問題が文法単独のものばかりなので、文法の確認にはなっても入試には直結しない。

・本来これも重要であるはずの「らむ」「し」などの識別が弱すぎるし、敬語の問題もこれでは量が少なすぎる。


ステップアップノート30古典文法基礎ドリルのデータ

分類 対象偏差値 ページ数 著者 出版社 価格 発行日 Amazon
古文文法 45〜55 156 井上摩梨 河合出版 735 2008/12
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