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化学の新研究
化学T・Uの新研究
解説

1996年に初版が発売されて以降徐々に支持を集め、2005年の第2版で難関理系大学受験生の支持を確実なものとした。2013年に第3版が発売され、情報の鮮度も最新のものとなった
高校化学の最も詳しい解説書である。新演習に準拠した解説書であり、解説レベルは現在出回っている参考書の中では群を抜いて詳しくなっている。高校化学の内容のレベルを、1.基礎的なこと、2.受験で問われるレベル、3、受験では必要ない高度なもの、の3つに分けるとすると、この参考書には3つとも載っている。3の内容が載っているというと、「余計なことまで学習させられるのではないか」と不安になる方がいると思うが、その件に関しては心配ない。高校の内容を越える学習内容に関しては他の部分とセパレートされており、学習しなくても良いことがわかるようになっている。私は解説書はこの本のみを使用していたが、なぜこのような現象が起こるのかと言う点から深く学ぶことが出来たので理解が早く進んだ。


向いている人

独学で化学の勉強をしている人はこの本があると心強い。新演習に載っている問題に関してはこの本を見れば疑問は解決できるようになっている。


使い方

基本的に、何か問題集をやっていて分からない箇所が出てきたときにのみ辞書代わりに引く使い方がいいと。ただ例外として、無機分野、有機の糖や高分子の分野は新研究を読破しても良い。なぜなら、この分野は暗記の要素が強く、持っている知識量が大きく得点に関わってくるからだ。


余談

この本は大学に入ってからも役に立つ。それは、「大学レベルの化学の知識が載っている」と言うわけではなく、「高校レベルの知識を深く掘り下げている」からだ。大学教養課程で行う化学実験という授業では酸塩基滴定や無機の金属イオン分析等をおこなう。これは高校で習った範囲である。その中で各実験ごとにレポートが課される。そうした時に実験の原理を深く掘り下げている本が手元にあると大変便利である。化学実験のレポート作成にとても役に立つ。


化学T・Uの新研究のデータ

タイプ 対象偏差値 ページ数  著者  出版社 出版日  価格  Amazon
解説書 60〜75  775 卜部吉庸 三省堂書店 2013/01 2,678円
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