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英単語ターゲット
ターゲット1400ターゲット1900
解説

1984年に初版が出版されて以来、多くの受験生に使用されてきた単語帳である。現在は、多くの単語帳が出版され、単語帳と派生語、熟語超の境目がなくなってきている中、ターゲットは出版当初の姿勢を貫いており、単語の意味をシンプルに記載する形式となっている。このような形式は、「類義語が少ない」「訳語が少ない」という批判に繋がるが、私はそうは思わない。辞書ではないのだから、単語帳に掲載する訳語などは一つか二つでいいと思う。あとは長文の中で覚えていく。長文の中で頻発し、ターゲットに載っていない単語ならば、自分で書き足せばいいのである。「単語が羅列してあるだけ」という批判もあるが、元々単語帳などは覚えるためだけに羅列された代物なので、その羅列に工夫も何もない。
旺文社の参考書は往々にしてシンプルなものが多く、時にそれは批判を呼ぶこともあるが、単語帳に関してはこれでいいと思う。
掲載単語はレベル順、出る順になっているため、英語力の無い受験生でも抵抗なく取りかかれると思う。
ターゲットの欠点は、シンプルだとか単語の羅列だとかいうことではなく、掲載例文が版を重ねてもあまり変化していないという点である。入試の傾向も変わってきているため、この辺りを改善してもらいたい。


Good

・並べ方に若干の工夫が見られ、スペルの似ている単語は並べてあるし、反意語も並べてある。そしてアクセントや発音に注意の必要な単語には印がついている。

・単語の意味を素早く確認するのはターゲットが一番。

・英単語の質は高い。

・一つの単語の主役となる意味を確認できる。

・文法や読解は他の本に任せて、単語を覚えることに集中できる。

・難関大でも通用する。


Bad

・副詞と接続詞が載っていない。

・いい単語帳であるが、使い方が制限される。例えば、派生語や類義語をこの本で制覇しようと思っても難しい。


英単語ターゲットのデータ

CD タイプ 対象偏差値 著者 出版社 価格 発行日 Amazon
英単語ターゲット1400 こちら 単語帳 40〜55 宮川幸久 旺文社 1,050円 2011/11
英単語ターゲット1900 こちら 50〜65
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