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単語王2202
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解説

単語王は、大学受験用に発売されている単語帳の中では、最も単語掲載数の応単語帳の一つである。さらに、フラッシュカードやインターネットサポート等のサービスが充実しており、大学入試やTOEICの出題傾向を分析して掲載単語が選ばれている。
単語王のいいところは、各単語について類義語、反意語、派生語が記載されているところである。その単語の意味を多くの英単語と結び付けて覚えることができるため、入試に直結していると言える。また。コラムとして、「病気に関する語」や「法律に関する語」などといったテーマで単語を取り上げているため、単語の整理にも役に立つ。
英単語の掲載順は他の単語帳と趣を異にしている。大半の単語帳は難易度別になっていて、最初の方には易しい単語が、最後の方には難しい単語が並んでいる。それに対して単語王では、68日で一周終わらせられるようになっていて、その一日分の単語の難易度が偏っていない。平均ペースで進めていけるメリットはあるが、重要単語が絞り切れないというデメリットがある。一長一短である。
単語王の欠点を上げるとすると、掲載後数が多すぎるため、ポイントが絞り切れないというところである。もちろん、単語を多く覚えるのは悪いことではない。しかし、どの単語が重要かということを意識しながら勉強するかしないかで、入試に対する効率は違ってくる。その点を考えると、単語王は掲載後数が少し多いのではないかと思う。また、TOEICの傾向を考慮しているところが、大学受験生にとってはマイナスかもしれない。純粋に大学受験のみの傾向を分析してもらった方がありがたい。また、本文中にある合格者体験記も必要ないものである。合格した後はなんとでも言えるし、なにより、その本を使って成功した者の声しか掲載されていない。生の声ではなく、編集された声なので、あまり参考にならない。


Good

・派生語の記載が多く、他の単語帳と比べても抜きに出ている。

・スペルが似てて混同しやすい単語はズバズバ指摘されるし、重要な同義語、反意語の明確化、さらに多義語、イディオムまで受験生が間違えやすい所を知り尽くしている。

・ある程度英語の得意な人用。

・量がすごい。

・難関国立を目指す人は本書の使用は慎重に。国立は知識量よりも思考力が大切。


Bad

・一つの単語に対する訳語が多すぎる。

・量の多さとシンプルな構成ゆえに、暗記するのが単調な作業になり挫折することも多いのも事実。

・広告や体験談の多さは人によっては辟易してしまうだろう。

・本の終わりには「中澤先生のおかげで(以下略)」というページがダラダラと続いて本の中にもランダムに合格者の顔がたくさん載っていてうんざりした。そもそも、「単語王のおかげ」とは言っても、実際にあったことのない人に対して「中澤先生のおかげ」という言葉なんて使わないと思う。


単語王2202のデータ

タイプ 対象偏差値 著者 価格 発行日 Amazon
単語王2202 単語帳 55〜65 中澤一 1,365円 2001/11
単語王2202フラッシュカード1 2,058円 2006/09
単語王2202フラッシュカード2 2,205円 2005/07
単語王フラッシュリスニングCD 2,058円 2004/01
※出版社はオー・メソッド出版
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