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解説 自由英作文というものは丸暗記では対応できない。この本では、自由英作文における思考過程を重視して、4章立てで解説している。そして第5章は練習問題である。 1章:初心者のための7つのテクニック 2章:中級者のための7つのテクニック 3章:減点されないテクニック 4章:設問へのアプローチ 5章:練習問題 1〜3章はあくまで思考過程であり、4章で初めて模範解答が登場する。これは丁寧と言えば丁寧であるが、「自由英作文を少しだけ学びたい」という受験生にとっては不向きである。なにせ最低4章まで読まなければいけないからだ。例えば、大学入試最難関大への英作文は非常に難しい問題集であるが、第一章ならばMARCHクラスの受験生でも十分取り組める。「自由英作文のすべて」にはそうした「ここまでやれば〜レベル」というのがないため敷居が高くなってしまっている。 とはいえ、数少ない自由英作文対策の本であり、ここまで詳しく解説している参考書はない。本書の方針は主に2つである。 @ 文法面からのアプローチ:この問題はこのパターンの構文を使う A 内容面でのアプローチ:こういった内容ならこういった流れで書く @を詳細に解説している問題集は他にないため、一貫して使い続ける覚悟がある受験生ならば、十分な戦力となるであろう。 □ Good ・自由英作文という対策の立てがたい分野に1つの方針を示した点で画期的である。 □ Bad ・本書を使う際には「読みやすさ」に注意したほうがよい。さらっと読めてしまうが、じつはかなり高度で重要な内容が含まれている。さらっと流してしまうと、身につかずに先に進んでしまい、たいして力がつかずに読み終えてしまう危険性がある。 ・研究社の出す本に顕著に見られるのが、あまりにも多すぎる誤字脱字だ。まがりなりにも商品として流通させる以上は、最低限の良識を持って編集して頂きたい。 □ 自由英作文の全てのデータ
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