大学受験の問題集
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全国大学入試問題正解
解説

「全国大学入試問題正解」とは、ある年に行われた全国主要大学の入試問題を収録したものであり、毎年旺文社から各教科ごとに発行されている。80〜150学部ぐらいの問題が収録されており、解答とあっさりした解説が付いている。それぞれ5000円程度の値段となっている。
この本のいいところは、値段に比べて掲載問題数が圧倒的に多いことである。センター試験レベルまで学力を引き上げて以後の、問題演習期の問題集としての利用価値は高い。

2011年 収録大学 役立ち度
英語 国公立編:78大学
私立編:88大学141学部
☆☆
数学 国公立編:98大学
私立編:88大学137学部
物理 85大学91学部
化学 80大学89学部 ☆☆☆
生物 68大学73学部 ☆☆☆☆☆
国語 60大学 ☆☆
世界史 57大学119学部 ☆☆☆
日本史 58大学107学部 ☆☆☆
地理 41大学59学部 ☆☆
※教科別収録大学と役立ち度

全国大学入試問題正解で最も役に立つのは生物である。全国大学入試問題正解生物の項でもお話ししたが、生物は求められる暗記量の割に、それを習得するための問題集が少ない。しかし、大量の問題、しかも実際に出題された問題が載っている全国大学入試問題正解はこれ以上ない演習書である。生物の勉強はこれを中心に進めていけば間違いなく武器になるであろう。
基本的に、この本は暗記科目で役立ち度が高くなる。世界史や日本史、化学がそれである。しかし、これらの科目はその他の問題集が充実しているため、あえてこの本を使う必要もないと言える。問題集を仕上げた後で、力試しに数大学解くのがいいだろう。
数学や国語になると解説が簡素という点が大きくマイナスになってしまう。また、英語においては、全訳の付いている英文と付いていない英文があるため、使い方が難しい。
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