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解説 富田の英文読解100の原則、ビジュアル英文解釈と同じ位置づけの問題集であり、精読能力を養うのに適している。国公立大などの和訳問題を出す大学を志望する受験生ならば手にとって損はない。3冊でそれぞれレベル別に分かれているが、無印は難関大志望者用、後半部分の英文はかなり難しめになるため、早慶以上を志望される人向けになっている。 元々「英文解釈の技術」は和訳の仕方に重点を置いており、テクニックを学習するだけのものであったが、CDが付属されたことにより使い方に幅が出た。つまり、CDを聞きながらリスニング、速読の練習も可能になり、復習効率も大幅に上昇した。日本語訳はかなり意訳しているところもあるため、なぜそのような訳になるのかをしっかりと理解することが大切である。英語の偏差値が高くて、合格ラインに達しているのに落ちたという人は、和訳が雑だということが多々ある。これは、模試では分からない。模試ではバイトが採点しているだけなので採点が甘いからだ。英語の得意な人も、このような精読系の問題集を一冊は使い、自身の和訳能力をチェックする必要があるように感じる。 使用法としては、CDに収録されている例題だけを解くという方法が効率いい。机の上での勉強と、通学中のCDでの復習を毎日行う。一週目であまりこだわりすぎると効率が悪くなるので、1つのセクションで1つテクニックを得たら次へ進んでもいいぐらいの気持ちで勉強するといい。勉強効率はCDを使った方が断然いいので、CDを使うための事前の学習程度に考えて取り組もう。 この本を一通り終えたらかなりのレベルのの解釈テクニックが身に付いていると思うので、あとは大量に英文を読みこんで使い方を完全に定着させるといい。 □ Good ・和訳技術だけでなく、受験英語対策・長文読解にも利用でき大変活用できる一冊である。 ・解釈の方法は全く癖がなく、解説の内容はまさに王道という感じ。 ・この本のオススメしたい点は、見開きで1つのテクニックが物に出来る手軽さがある。 ・この本をしっかりと仕上げればどのような英文にも対応できるようになるが、文章のレベルは少々高めなので少なくとも高2以降になってからはじめた方がよい。 □ Bad ・演習題の解説はなく、訳のみ。 ・英文解釈の技術が学べるがが、そのテクニックを1つずつ暗記する用途に使おうとすると息切れがするかも。 ・読解技術における根本的・本質的なこと(例えば富田氏のような)には触れられておらず、やや形式的な感は否めない。 ・100の技術ということだが、100もいらない。無理やり出てきた感がある。 □ 英文解釈の技術のデータ
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[大学受験の問題集] |